奈良 元林院

(奈良市元林院町=がんりいん)

“奈良町通り”界隈(今御門町〜南市町)※【前編コース】
※前編〜後編の行程の道程と撮影家屋の順列に若干相違があるやも知れませぬが御許しください・・・。


元林院は奈良町の一角として当然歴史は古く、さかのぼれば室町時代からの町です。
花街としては歴史的には比較的近年で、明治初年度から5年あたりから始まり、最盛期は大正〜昭和初期にかけて、奈良の花街としてはお隣の木辻よりも賑わいがあったらしく芸者置屋12軒あまり、芸妓さんは200人を超えていたそうです。
戦後、時代の要請・件の諸事情、奈良での旦那衆の衰退等と共により次第に廃れ、現在は置屋さんが3軒、芸妓さん十数名を数えるほどになってしまったそうですが(料亭は主に高畑町にある様です)、この2006年にまさに南都!舞妓さんが1名デビューされたとの報道がありました。誇り高き文化の継承の担い手の誕生でうれしい限りです!
それもあってか、元林院を花街としての伝統と由緒ある町、優雅な遊郭の建物を見直そうという機運が、芸妓さんやこの町を愛する地元の方々によって芽生え始めているのも事実なのかもしれません。

 猿沢池の西側に元林院町はあります。

猿沢〜今御門は修学旅行御用達ルートとしても有名です。

その種を醸し出した小料理屋さんがありますね。

横丁としては申し分のないロケーションです。

この「まんぎょく」さんというお店は、昔は「萬玉楼」という置屋だったそうです。

それほど観光地化されずにここまで残されている町並みは誠に貴重でありまして、住民の皆様方に心から御礼申し上げます。

ささやかなアーケードがかわいくていい。盗賊返しが残してあるお宅もありました。

格子も本当に手入れが行き届いていて感服いたします。

さて、「スターミュージック」とは何でしょうか?(答えは後編で)

折角の貴重な遊郭群。もっと広角のレンズがあれば建物にグッと寄れるのですが・・・。
この様な趣味を嗜好するのであれば必須ですね、超広角ズームあたりは・・・(12-24mmくらいがな〜値段がな〜)

多少古ぼけてはおりますが検番・元歌舞練場がありました。『ちんとんしゃん♪』としなやかに舞うお姿を拝見してみたいものですね。



餅飯殿通から入ったこの横丁界隈は、特に検番や味わいのある建物が残っており、古き良き伝統を幅広くとギャラリーもありました。

外観、そして内装を活かしたおしゃれな雑貨店として余生を送っているものもあり、大事にされているのが実感できます。

 後編 南市町方面へ